さくら塾4月お便り抜粋 塾の方針を理解していただけるはずです

         

 以下、塾生向けに配布しています4月お便りの抜粋です。


新学期を迎え、強い決意を抱いている皆さん、限界を設定せず、精一杯挑戦して下さい。自分を甘やかすことなく、決めたことはきちんと実行し、納得のいく一年を送ってください。

 特に受験生は、いつも話していますが、人生を決める大切な年になります。頑張れば結果が出ることは先輩たちが証明してくれています。自分の人生は自分で切り拓きなさい。

 

      新学期を前に皆さんに伝えておきたいことがあります。

 

日々勉強をして、成績を上げること、名門の進学校に進むことはもちろん意義のあることです。そうすることで将来の可能性は広がり、憧れの職業に就き、豊かな人生を送れる可能性が高まることも事実です。しかし、それが全てではありませんし、それ以上に大切なことがあります。

最近感じることですが、知識や能力があっても、それを生かせていない人が沢山います。少々の失敗で挫折し、立ち上がれなくなる人。会社に入っても、23年で退職する者が3割以上もいるという統計が出ています。恐らく、小・中・高・大学時代に守られた環境の中で苦労をせず、様々な経験をし、乗り越えて来なかった人たちではないかと思います。

  新学期が始まり、この1年間良いことも沢山あるでしょうが、大変なこと、辛いことも必ずあるはずです。逃げないこと、正面から立ち向かい乗り越える努力をすることです。もちろん周りの助言やサポートも必要ですが、自分でできることは自分で行ってください。

 これは私自身の経験から感じること、そして常に思っていることですが、良いことよりも悪いことの方が沢山あるかもしれません。そして人生の醍醐味は厳しい状況でも、粘り強く努力と工夫を重ねてそれを突破することです。転んだら立ち上がればいい。2回転んだら2回立ち上がり、3回転んだら3回立ち上がれば元に戻ります。私も色々なことにチャレンジし、失敗し、怒られ、恥をかき、惨めな思いを繰り返すことで学ぶことが沢山あり、成長できたと思います。失敗してその境遇を味わってこそ、弱者の立場を感じ取れます。その瞬間、人間にとって最も大切な「本物の優しさ」を手に入れることができるのです。

 

 では何をすればいいのか。実に簡単です。

 ・できる限り自分で考えて、自分で行動する。

 ・まず一歩踏み出す。失敗を恐れない。

・失敗しても安易に諦めない。とにかく粘って、粘ってチャンスを待て。

 

 近ごろ能力はあっても、精神的に脆い人間があまりにも多い。ですから最初はダメでも粘って下さい。しがみついて食らいついているだけで、どんどん上から脱落していく人が出てきます。そして気が付いたら自分が浮上している。こんな時代だからこそ、気持ちさえあればチャンスが溢れています。

 「精神力」だけは自分自身で経験し、試行錯誤しなければ身に付きません。ですから部活動も本当に大切ですし、学校行事も全力で取り組んでください。進んで色々なところで厳しい経験を積み、それらが全て巨大なエネルギーと化し、後々、皆さんにとって大きな「財産」になります。

 小・中・高時代に「本当の生きる力」を身につけて下さい。もちろん、塾でも生きる力は養えます。

                                                                                                                              

                                                      さくら塾 代表 小川琢磨

関連記事

TOP